30歳からの海外留学(イギリスYMS)

ほとんど個人的な日記ですが、何かの役に立てば幸いです

Day 001

初日、初めての国際線。

搭乗まで

前乗りした羽田空港直結のホテルを出るころはそんなに緊張していなかったが、
当日実家から見送りに来てくれた家族が、私のLINEがつながると思っておらず、ホテルのフロントに直接訪ねてきた。
フロントの方への申し訳なさと、家族からの催促にリズムが狂って急に緊張の波が押し寄せる。

チェックインの方法もわからず緊張しすぎて気持ち悪くなり始めていたけれども、カウンターのJALのお姉さんと話してリラックスできた。
荷物が重すぎて超過料金を払うことに素直に応じると不思議そうに、本当にいいのか尋ねられた。
そのあと彼女が「パスポートがきれいですね」と言うので、初めて国際線に乗る(=初めてパスポートを使う)ことを伝えると、そこから話が弾んだ。

ほかにお客さんがいなかったので支払窓口まで案内してくれたが、そこが埋まっていて、その間いろいろ話してくれた。
欠航が多いけれども、1人でも乗客がいれば飛行機は飛ぶらしい。乗客がいなくても貨物でなんとか経費分は確保できるように努力しているとのこと。

家族と写真を撮ってから保安検査に向かう。
開封のペットボトルなら持ち込めると思っていたら、国際線はダメとは知らなかった。

 

搭乗開始

そしてガチガチに緊張してJL043便に乗り込む。
おなかが弱いので消化の良い食事をリクエストしていたが、そんな人はまれのようで、CAさんが席まで訪ねて親切に説明や、国際線デビューについて激励してくれたりして、緊張は和らいだ。

それでも緊張は0にはならずに何度もトイレに行った。

イヤホンさすところもわからないし、急に暗くなる機内にびっくりするし、すぐ隣のブロックの空いている4人掛けの席に横になり即大きないびきをかく外国人にビビったり。
日本の電話回線は止めてから空港のWifiでつないでいたので、機内Wifiが有料だとは思わなかったけど、入国審査や、ホストファミリーへの挨拶作文も作っていなかったので背に腹は代えられず、$18のWifi代を払ったとさ。

機内で見れる映画は充実していて、結構よかった。そこらのホテルのVODよりはかなりラインナップが豊富だった。
なのでTENETを観直すことにしたが、あのダークな雰囲気と緊張した気持ちがリンクしてなかなかナーバスになった。
時々飛行機もかなり揺れるので、アクションシーンの臨場感がなかなかのものだし、
あのクリストファー・ノーラン作品特有のあのBGMと航空機のエンジン音もかなり共鳴してしまい、ヘッドフォンを外した後もずっとBGMが脳内再生されていた。

そしてやっぱりお腹はもう着陸するゴロゴロ鳴り始めて、とりあえず薬を飲んだ。

私はめちゃくちゃお腹弱いんです

 

到着

着陸してから、到着(Arrivals)に向かう
少し歩いた先にエスカレーターがあり、その手前にあったトイレに寄ってから戻ると、同じ便だった日本人団体を見失ってしまった。
とにかくエスカレーターを降りていくと、空港だったはずなのに急に電車のホームに出る

表示は「For transit

航空職員関係者っぽい人たちは乗り込んでいったが、自分は乗り継ぎはないし、とりあえず「Arrivals」って書いてある階下へと下った。

するともう日本人は誰一人おらず、数人の外国人(ここに来た時点で自分のほうがすでに外国人なのだが)が同じ方向に歩いていた。
とにかく「Arrivals」だけを信じて進んでいたが結構遠い。
12 minutes とか書いてるし、遠すぎないか?本当にあってるのか?
ググっても全くわからないのでとにかくひたすら歩いたら、それ(入国審査)っぽい行列を見つけたのでよしとする、今信じられるのは自分の脚だけだ

この日記を書くためにかなりググった(ざっと1時間ぐらい)が、
どうもJALの到着したTerminal 5 には 5A,5B,5Cの棟があって、自分が飛行機を降りたのは5Bだったみたい。
入国審査や税関が5Aにあるので、そこまでの移動だったようだ。
結構距離があるので、これらの建物を結んでいるのが、名称不明のあの電車だった。
方向さえ間違わなければ乗ってもよかったみたい。
実際迷いながらなので15分近く歩いたけど、もしついたのが5Cだったら30分近くさまよっていたかもしれないとなるとかなり恐ろしい。

実は、前日泊まったホテルも空港3Fから直結なのだが、それが分からなかったので外から入ろうとして入り口がわからず引き返したのだった。
もうほんと失敗続きである。

 

入国審査

とりあえずそのに立っているおっちゃんを認識しながら、話しかけずにまず迷っているしぐさを見せてから、恐る恐る
I have Youth Mobility Scheme visa. ( a って要りますか?) って話しかけた。

自信満々に話しかけるたら、ほかの迷ってる人を優先して助けてくれないかもって思ったから。

そしたら、Okay, I see. ◎△$♪×¥○&%(????)って
帰ってきた言葉が全く分からずフリーズしていたら、今度はいろんな国の名前が飛んできた。
パスポートの国名を聞かれていたことをやっと理解して、JAPAN ! I'm Japanese ! と答えると、入り口を案内してくれた

審査官に呼ばれ、
Hello って自信なさげに言ってから、Here is my passport. と言ってパスポートを渡した。

COVID関連の書類はあるか??的なことを言われたっぽいので、
「passenger locator form」の印刷したやつと、「PLF BOOKING REF-CTMTT_______」とVISAが来た時のA4レターをまとめて渡した。

What is the purpose of your visit ?To work. って答えるても返答がないので、I'd like to work as cameraman. と加えた。
As ? ってちょっと強めに聞き返されたので、もっと現実的な仕事じゃないとだめなのかな?って思ったけど、
カメラマンなんて英語ちょっと苦手でもできそうじゃね?って思って、もう一回 As cameraman ! って答えたら、 ......Okay.... って言われた。

ほんで How long will you stay in the UK ? に About 2 years. と答えたら終わった。

できれば入国スタンプをもらったほうが良いと言われていたので、
Thank you , but I want , I need a stamp.
と伝えたが
No stamp from Japan 的な返事をされて、トラブルにしたくないので
Okay I see , thank you.
と返してとりあえず進むことにした。

荷物を受け取って税関を通過するときには、かなり怪しげな液体について問いただされている人も居たが、その横をビジネスマンらしき日本人がしれっと通過していたので、自分もしれっと通過した。

 

出迎え

到着ロビーにはいろんな人種の人が出迎えに来ていたが、私の迎えはまだ来ていなかった。
若いお姉さんやビジネスマンなどの日本人はすぐに出迎えと合流していなくなってしまい、見渡す限り日本人はいなかった。というかアジア系が皆無だった。
マジで外国だ!!外国人しかいない!!って思った。
(何度も言うが、ここに来た時点で自分のほうがすでに外国人なのだ)

とにかく、搭乗口からロビーまでの移動でかなり汗をかいてのどもカラカラなのだが、飲みものがどこで売っているかもわからず
唯一見つけたお店に打っている水も成分が書いておらず硬水なのか軟水なのかわからず買えないでいた

20分ほど待つと、私の名前を書いたパウチを持った出迎えのおっちゃんが現れた。
I'm (名前). Thank you for coming to pick me up.
調べておいたフレーズを吐き出した
Do you need a help ?
と荷物運びを申し出てくれたが、とにかくのどが渇いていたので、
I'm so thirsty , I want to have some drink.
と言ったらが、まぁいいから来いよなって感じで荷物を持ちながら駐車場へ案内された。

でも駐車場ついていきなり駐車場の事前精算機が駐車券を認識しなくて5回ぐらい通しててマジで怖かったよ。

 

運転荒い!!

車はまぁ新しくもないトヨタ車。
トランクからNestleの水をくれた。アツアツだったけど。
そしてのちにわかるがこれも十分硬水

コロナ対策のため前部座席と後部座席の間には手作りの仕切りがある。
おかげで冷房は後部座席にまったく届かずめちゃくそに熱い
しかも窓はしっかり開けるか、閉じるかの二択で、「少し開ける」を許してくれない。なんでだ。
暑くて仕方ないので、豪快に開けられた窓からの暴風でマスクが吹っ飛びそうになるのを抑えながらの道中だった。

運転はとにかく荒い。めっちゃスピード出すし、めっちゃ割り込むし。急ブレーキだし、急ハンドルだし。
よくこんなんで事故起きないよなって思っていた。
ただ高速道路も基本無料だし、信号なんてほとんどなく全部ラウンドアバウトだし、さすがは産業革命の国だ。
そして前置きなくいきなりガソリンスタンドへ。入るときに後ろから来た車にめっちゃ罵声浴びせられた。
割り込みまくるからだよ…、なんて言ってるのか全然わかんなかったけど
でも運ちゃんは普通のトーンで、じゃガソリン入れてくるから待っててね、的なこと言うし、こわいよ

後部座席からだとスピードメーターの数字がよく見えない。
やっぱりkm/hじゃなくてmphなのかな??

不安もすごかったが、いつかいい笑い話になるかなと思って、googleMapの距離と実測タイムで時速計算していた。
やっぱりmph表記で間違いないだろう。
つか制限速度70マイルって速過ぎないか??
それよりちょっとオーバーしていたけど、それにしてもデミオに乗っていたころならあまり気にならないスピードなんだけどな…
新東名とか120km/hだしな、今。
でも車間距離が近すぎなのよ!!!だから急ブレーキになるんでしょ!!!!
あとラウンドアバウト進入前のブレーキと急加速急ハンドルはやっぱ吐きそうになる…

 

到着

そんなこんなでホームステイ先に到着。
ホストファミリーはめっちゃいいひと。

到着早々、4文字だった私の名前は2文字に短縮。なんだか千と千尋みたいだ。
部屋は四畳半くらいだけど、個人的には十分。テレビも32型ぐらいのが置いてあってすごくうれしい。

風呂は朝6-7時か、夜は19-20時で入るようにとのこと、どっちに入るか聞かれ、
いつもは朝入りたいが、今日は夜入りたいと答えた。
てか朝何時起きよ???

いわゆるバスルーム、トイレがあって、真ん中に洗面台があって、バスタブには水とクソアツお湯の蛇口のみ。シャワーはじょうろに入れて頭からかぶってってと言われた
まじでどうやって洗うんだ???!!??
意味不明すぎる。

そのあと、お庭を散策。
家はコンパクトだけど、お庭はその4倍ぐらい広い。Why the British なぜ逆にしない?
そしてほんとは到着日はご飯ないみたいなんだけど、おなかすいたって言ったらお菓子をくれた。

 

時差との闘い

飛行機内で1-2時間寝たとはいえ、ホテルで起床してからすでに18時間が経過しているが一向に暗くなる気配がない現地時間19時ごろ。

何時に寝る?って聞かれて、起きる時間から逆算しようと考えていたら
悩んでるなら、じゃあ 10 o'clock にしな!って言われて、そうすることにした。
日本で夕方に「じゅうじ」って言われたらすぐに「午後10時」「22時」と変換できるだろう。

でもここイギリスのこの時期はサマータイム適用しても21時まで明るい
19時のまだまだ全然明るい時間に 10 o'clock って言われても、すぐに22時ってピンとこないのが本当に不思議だ。
でもやっぱ眠くて、21時には寝た。

まぁ時差ぼけというよりも、とにかくいろいろあって疲れていたので、結構すんなり眠りについたのだった。